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次の日、放課後になるとレフィは再び屋上を訪れていた。
今回は休憩が目的ではない、ポケットから小瓶を取り出す。
「さあて、あのオイトリオのじいさんの持たせてくれた道具が役に立つか……?」
中に入っていた透明な液体を一滴、地面に垂らす。
床に落ちた液体は波紋が広がるように地面を跳ねた。そして地面に溶け込む。
するとその液体は、ある方向を示すように紫に色を変えた。
中級錬金術『術式解』。本来は術式や媒体などの解析に使われるものだが、今回はそれに上級錬金術『特定反応』と初級魔術『磁気』を組み合わせた特殊な液体だ。
簡単に言えば特殊な術式が展開されている場所を特定、方向を示すもの。示された方向は、図書館。
「あっちか……」
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