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ざー…。
気がつけば少し先が見えないほどの大雨が降っていた。
「近くに喫茶店あって良かったね。」
あたしが海斗に笑いかけると、海斗は困ったように笑い返した。
「そう、だな…。」
なんだか周りを気にしてるみたい…。
「いらっしゃいませー!
ご注文はお決まりでしょうかー?」
お店の奥から出てきたのは、とてもテンションが高いポニーテールの可愛い女の子。
年はあたしと同じくらいかな。
「「…。」」
海斗とその女の子は、お互いを見つめて黙ってしまった。
知り合い、なのかな…?
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