2人が本棚に入れています
本棚に追加
桜咲く春の陽気な空気に皆、酔いしれるようにほんのりして、花見を開いたりする。
なので、当然のように明るい気分になる者もいるが、少し暗い気分を漂わせている者達が、部屋のいろんな場所に、立ったり、座ったり、壁によっかかって腕を組んだり、床に寝転がっていた。
(;^ω^)「…僕は行かないお、ツンが心配だお。」
('A`)「ごめん、俺もパス。」
川 ゚ ー゚)「私は行く。」
(´・ω・`)「僕も…、後悔はしないよ。」
(,,゚Д゚)「付き合うぜ。」
( ΦωΦ)「しかし、しーはどうするのであるか?」
( ´_ゝ`)「黙っとくしか無いだろう。」
(´<_` )「準備はいつするんだよ。行き先で金を振り込むぞ?」
川 ゚ ー゚)「ギコとショボンは金を10万以上持っているか?」
(´・ω・`)(,,゚Д゚)「持ってる(よ)(ぞ)」
川 ゚ ー゚)「私も持ってる。金はなんとかなるな。」
クーはほっとした素振りをしたが、そのあと深刻そうに、ヒートの方を見た。
ノパ⊿゚)「…。」
川 ゚ ー゚)「…。」
この兄弟、どこが似ているか、さっぱりわからないが、目元は似ている。
(,,゚Д゚)「準備か…、そうだ、明日は休みだよな?」
川 ゚ ー゚)「振替休日だな、あるぞ。」
(´・ω・`)「その時をチャンスに計画を立て、土曜日に一気に家出…が良いだろうね。」
川 ゚ ー゚)「ドクオ、暫く会えなくなるが、泣くなよ?これ、私のブロマイドだ。」
('A`)「(何でこれがあるんだろうか…)ありがと、クー。」
この者達、ただ家出がしたいわけではない。
勿論、理由はちゃんとあるのだ。
逆に、なかったら、容赦なく行かせない。
クー達は、明日を心待ちにしていた。
しかし、家出した理由はどう伝えようか?これが問題だ。
まさか、「〇〇だから家出するね。じゃあ。」なんて言いながら外に行くわけにはいかない。
最善の方法はやはり置き手紙だろう。そんなのすぐにわかる。
が、この者達、頭が悪いのか、そんなすぐには分からなかった。
弟者はすぐに分かったが、それ以外の者は、全く気づかなかった。
弟者はやれやれとばかりに、口を開いた。
(´<_` )「はあ…、伝えるのはどうするんだよ。」
川 ゚ ー゚)「親に『家出するね。じゃあ。』とでも言って行けば良いだろう。」
(´<_` )「いや置き手紙だろ。」
最初のコメントを投稿しよう!