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「とりあえず、今何時…」
ふとポケットに手を入れてケータイを取り出すと、画面が割れていてボタンを押しても反応しなかった。
「……とりあえず、外の暗さからいうと、7時くらいか…?」
静かにケータイを閉じる辺りを見回し、ため息混じりに言った。
すると遠くの方で明かりが見えた。
「……あ。あっちあかるいじゃん!」
流石に一人でこんなところにいたので寂しさを感じていた遙は嬉しさのあまりスキップをしながら明かりの方に進んでいった。
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