1人が本棚に入れています
本棚に追加
「もうしゃべらなくていい。お前の用件は分かった」
司は腕を組ながら、吉川に言った。
「そういう事は、お前の友達に相談する事だろ?今まで話した事もない俺にするような話じゃないだろ」
吉川は、チラッと司の事を見ると恐る恐る言葉を出した。
「友達に……聞いたんだ。菱川に…取り持って…もらったから……うまくいったって……」
司は、嫌いな話し方をする吉川に、イライラを我慢しながら最後まで話を聞いた。
どうやら、司が1年の終わりに取り持った2組目のカップルの彼氏の方と、2年で同じクラスになりその話を聞いたらしい。
最初のコメントを投稿しよう!