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その日、司が公園に着くと、明らかにいつもとテンションの違う吉川がいた。
「ねぇ、菱川君!!すごい事が起きたよ!!」
司を見るなり、吉川は目を大きく開いてそう言ってきた。
「おいっ…お前、その前になんか言う事あるんじゃないのか?」
司は、吉川を睨むように見ながら言い返した。
「えっ……あっ……」
吉川は、何かを思い出したのか、少し気まずそうな表情で口を小さく開いた。
「やっ……約束破って……すみません…」
「まぁ、分かってるんならいいけど、次はないからな」
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