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なぜか謝ってきた。
質問の回答になってない事にも少しイラつきを感じながら、司は振り向いた。
そこには、1人の冴えない男が立っていた。
制服が同じだったから、同じ学校の人間である事はすぐに分かった。
ただ…司の記憶にはない人物だった。
「なんでつけてきたとか、謝罪とかは、今はいいから、とりあえず…誰だお前?」
「あっ……えっと……」
司は、こういうナヨナヨしたタイプの人間が嫌いだった。
「あ~、もう分かった。誰だとかはいいから、用件だけ話して。何?俺になんか用か?」
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