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うっそうと茂った草むら…。
街頭ひとつも無く、辺りは暗闇状態。
まったくどこに廃墟があるかわからん。
『…おい、建物はどこだ?』
懐中電灯で照らしてもなかなか見つからない…。
『だいぶ草とか木が伸びきってるからな……あ、ほら、見えた。あそこだよ。』
ん?お経の言う方向に懐中電灯を向けると、それは姿を現した…。
うむ…。確かに今までの場所より怖い…。なんだか雰囲気が全開に出ている…。
理由として、建物がわりかし綺麗に残っている。普通なら窓が割れてたり、木が腐ってたりとか。
…この建物はそんなのは無いように見える。なんだか逆にジワジワくる怖さを覚えた。
まぁ、入らないうちはお経も帰るって言わないし、とっとと済ませてマックでも食べましょうや。
入口であろう戸に手をかけ、ガラガラと引いた…。
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