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青年
『帰ってケーキでも食べよっと…』
買ったケーキを片手に帰路につく青年
その帰り道…
青年
『う~、寒っ!毎年毎年寒くなりやがって。冬なんか無くなればいいのに…』
ブツブツと呟きながら歩いていると…
『お一人ですか?』
青年
『ん?』
黒いスーツを着たダンディズム満開のおじさんに話し掛けられた。
青年
『あんた誰?』
おじさん
『私は遠い所からやって来た者でございます』
青年
『いやいや、遠い所ってどこだよ…』
おじさん
『貴方の知らない遠い所でございます』
青年
『そっか、俺が知らないなら知る必要もないか。じゃ~な』
青年は興味なさそうに立ち去ろうとした。
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