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「6月に結婚式するから出席してね!!」
やっぱり!
そんな気がしてたんだよね。。。。。
「ゆうと矢嶋にはスピーチ頼むから!
何なら二人一緒でもいいよ。」
「やだ~、無理。」「俺も!!!」
私の言葉に続いて竜さんも。
「無理とかダメに決まってんじゃん。
もう決めてんだから。お願いね。」
そうだよね。
美妃が言う時には、もうすでに決まってるんだから…
「って、、、
6月って、りんがまだちっちゃ過ぎるし…」
「大丈夫。式の間、りんちゃんをみてくれる人を頼むつもりだから。」
「・・・・・」
もうそんな事まで考えてくれてるんだ。
「アイツが結婚ね…」
家に帰ってソファでくつろぎながら小さな声で呟く。
「なに? 美妃の彼氏に嫉妬?」
「そんなんじゃねぇけど複雑。
アイツ幸せそうな顔してたか?」
私には、そう見えた気がした。
「まいっか、アイツが決めたんだしな。
ゆう、スピーチ考えとけよ!」
「わ、わたしなん!?
りゅうがしてよ。先生なんだから。」
「ゆうの大好きな友達だろ!」
「だけど、、、
りゅう、お願い。私の代わりにして…」
「じゃあ、俺の言う事何でも聞く?」
ズルい。ズル過ぎる。
そんな条件を出すなんて人としてどう?
ほら、また意地悪に笑ってる。
私の反応を見て楽しんでる。悔しい。。。
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