164人が本棚に入れています
本棚に追加
〝会いたい〟
昨晩、初めて聞いた曲。
こんな歌があったんだ。
ずっと一緒にいるって言ってくれた事。
私の好きなクラゲを三人で見に行こうって言った。
たくさんたくさん色んな約束した。
泣いちゃダメなのに。。。
「ゆう… 会わせない。
約束は俺が叶えるから。」
‥*‥*‥
*…*‥*‥*
「ゆう、目を閉じて…
絶対に開けちゃダメだょ。分かった?」
「なんで?」
「いいから。。。」
仰向けになれない私を気遣ってか、横向きにした。
「目、開けちゃダメだょ。」
うん。の代わりに頷いた。
頬を優しく撫でる手のひら。
髪の毛にも触れる。
そっと唇にも触れる。
(…ン)
柔らかい感触に一瞬ひいてしまう。
優しすぎるキスにドキドキが止まらなくなる。
「ゆう…
今日だけアイツだと思って。」
耳許で何度も私の名前を呼ぶ。
「ゆぅ、アイシテル。
アイシテル… アイシテル……」
後ろから強く抱きしめられ
優しく攻める。
「 りゅう… 目、開けていい?
りゅうとキスしたぃ。りゅうにキスして欲しい。」
「ゆぅ…」
ずいぶん無理な体勢でのキス。。。。。
そのままイッた。
「今日だけアイツになりきろうと思ったのに
なりきれなかったんだな、俺。」
(当たり前だょ。りゅうはりゅうだもん。)
「俺の方がアイツにこだわってんのかな。
ごめん… ってか、大丈夫だったか?」
「大丈夫じゃないよ。
その代わり今度の検診、不安だから付いて来てくれる?」
「俺、行っていいのか!?」
「嫌ならいいけど…」
「行く。絶対行く!」
「変なの。」
「ナニが?」
「りゅうが、めっちゃヘン!」
「だから何が?」
(言わないし…)
最初のコメントを投稿しよう!