プロローグ

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「よっ!幸司。目覚めはいかがかい?」 リビングについた途端に話しかけてきたイケメンは、先程俺を起こしに来てくれた兄貴 名前は五十嵐 淳一(イガラシ ジュンイチ)。 「兄貴おはよう。毎度毎度どうも」 「いやいや、いいってことよ」 そんなほのぼのとしたやり取りを兄貴としていると 「ほら、二人ともさっさと飯くって学校行きなさい!」 と横から母親の怒声。 お母さん、まだ学校まで1時間ぐらい余裕があるんだけど。 「まぁ母さん、落ち着いて。今から食うから大丈夫だって。それにいつもは遅刻症の幸司だって起きてることだし・・・…あ!」 兄貴がフォローと共に謎の焦りをとった行動をとっている中、俺はガン無視して朝食をとる。 何々…?今日の朝食はスクランブルエッグに食パン8枚・・・ ちょっとまて、8枚は鬼ちK「今日彩香と一緒に学校いく約束してたんだった!?」 俺の発言を打ち消すとは。 兄貴、少しは黙ってくれ。 「淳一、あんたまた女の子作ったの!?」 「あ、いってなかったけ?今彩香と付き合ってて(ry」 俺は、そこですかさず手で両耳を塞ぐ。 何故かって?リアルが充実しきってる会話を聞きたくないからさ。
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