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「太陽の下を一緒に歩くなんて、久しぶりだな。高校生の頃はよくデートしたよな」
「そうよね。祐はオンナの振りして、私を騙したんだもんね!」
「こら、声が大きいよ。私じゃなくて、僕だろ」
不釣り合いなツーショットに周囲の視線が集まる。
「あれ、幸田 祐じゃない?カッコいい~!てか、隣誰よ?キモい~」
周囲の声に益々、美羽は剥れている。美羽の前方から、怪しげな二人連れ。
二人とも白髪で、眼鏡を掛けている。けど、よく見ると何処かで見たような…。
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