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店員は一際異彩を放つ、美羽に視線を向ける。
「こちらの…方も、ご親戚ですか?」
俺は渡された色紙にマジックで、サラサラとサインをし、店員に渡す。
「弟の翔です。すみませんが、俺、プライベートなんで。他のお客さんには、極秘にして下さいね」
「畏まりました。で、オーダーは?」
「みんな、アイスコーヒーでいいから」
「はい、畏まりました」
店員は再び美羽にチラッと視線を向けると、室内から出て行った。
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