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「…えっ!?」
俺も変装かよ…。
仕方ねーな。
堂々と外出するには、それしか方法はないのかな。
カラオケルームを出ると、一階のフロアには大勢の人だかりだ。
な、なぜだ…!?
「きゃあー!祐!こっち向いて!」
オンナの黄色い声に、翼がモデルみたいにポーズをとり、笑みを浮かべる。叔母さんに扮している翼を、俺は慌てて睨む。
「ツブヤキマンの『幸田祐渋谷カラオケラビットなう』本当だったね」
女性達のヒソヒソ話が、耳に飛び込んで来た。
「ツブヤキマン!?」
さっきの店員が、ニンマリと含み笑いをし、俺達に会釈した。
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