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先「じゃあ、ペアで手を取ってください!」
先生の言葉で皆手を取り合った。
緊張しておどおどしてるペアもいれば、淡々としているペアもいる。
一方私達は…
私はゆー君の方を向いた。
あ、申し遅れました。
坂木君のあだなはゆー君なので、私はゆー君と呼んでおります。
ゆー君の方を見てみると、ん?と疑問に思った。
あれ?
フォークダンスって、確か男の子は女の子をエスコートするために、右手を差し出すんだよね?
でもゆー君は左手を出してる…
しかも本人それに気づかない。
教えてあげた方がいいよね?
亜「ねえ、ゆー君。手が逆だよ?」
ああ、恥ずかしい。
皆の視線が私達に集まる。
祐「ん?あ!ゴメンゴメン!」
ゆー君はそう言って、慌てて右手を差し出した。
私はそっとゆー君の右手に左手を乗せた。
そして、しばらくすると入場行進の曲が流れて、私たちは歩き出す。
~♪~♪~♪~
止まる。
そして、フォークダンスの定番曲の『オクラホマミキサ』が流れ出した。
~♪~♪~♪~
ジャンジャン♪
やっと踊り終わったあ。
なんかもう頭がパンクしそう。
運動会の予行もフォークダンス踊るんだよなあ…
ゆー君、今度は間違えないでほしい…
そんなことを考えながら今日が終わった。
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