進め

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未羽「まさか…、藤堂先生が…、みんなに言ったんですか…………………?」 柳「そうじゃない」 仁王「参謀はデータ収集が得意での。お前さんのことも調べあげたんじゃろうな」 安堵の顔になった未羽は綺麗では表せないくらい美しかった。 柳「さぁ、教室に帰って、自己紹介の仕切り直しだぞ」 未羽の手を持ち、立ち上がった2人に合わせて、俺も教室に戻ることを決めた。 帰り際、俺は参謀にこう告げた。 「未羽がマネージャーになってくれたらいいのにの」 参謀は前を向いたまま 「精市に頼んでおこう」とだけ言って教室へ戻っていった。
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