進め

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一緒に給水棟へ登り、正面に座った。 「俺は仁王雅治なり。よろしくのぅ」 女はまだかなりビビっていた。 仁王「お前さんの名前は?」 かなりの間を開けてから小さく呟くように言った。 「川口…………未羽………です」 未羽…か。 仁王「のぅ、未羽。お前さん、なんかあるんじゃないか?」 パッと顔を上げた。 その顔は恐怖そのものだった。 仁王「やっぱりか。なんだったら俺に話してみんか?」 未羽はまたかなりの間を開けてから言った。
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