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「優も女なんだから、遅くまで残業するなよ危ないだろ」
「あー、はいはい」
「おい、本当に危ないのわかってんのか?」
あー、始まった。
城島うるさいのよね。
残業するな、するなって。
そりゃ、女扱いして心配してくれるのは有難いけど。
なんてゆーか、私にもいろいろ事情があるわけで。
「わかってるわかってる」
「いや、わかってないな」
わかってるって言ったでしょ!?今。
ま、城島の言うように残業を止めるわけではないんだけど………
「たっく、わかった。送っていくから仕度しろ」
「けっこうです。城島も仕事あるでしょ?」
城島はただえさえ課長で忙しいんだから私を送ってたり時間の無駄だって思うのよね。うん。
しかもまだ電車あるし、大丈夫なんだけど。
「駄目だ。このままじゃ優が心配で仕事に手がつかない」
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