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「試作3番……死亡……」
星が死体に近づき死んでいることを、確認すると、星が、死体の目をゆっくりと閉じる
「須川刑事そろそろ警察署にいきましょう……」
「こいつは、どうするんだ?一般人に見られては厄介な事になるぞ。」
須川刑事は、銃を直して死体をみる
「もうすぐ忘却の楽園の連中が回収にくるはずだ」
哀が、死体に近づくと死体が膨れ始める
「伏せろ!」
哀が死体を担ぎ上げ空目掛けて力一杯投げた
血がそこらじゅうに舞い散りながら死体はどんどん膨れ上がっていった
哀が伏せると上空の死体が爆発と共にバラバラになった
「体に爆弾を埋め込んでやがったのか……」須川刑事が爆風が収まって立ち上がるのをみて私たちも立ち上がった。
「忘却の楽園の奴らは、ここまで腐ったか……」
哀が唇を強く噛んで怒りを静めようとする。
哀の唇から血がどんどん滲み出ている
「本当の忘却の楽園は……こんなもんじゃない……研究所には何百体、何千体もの試作達が実験体にされている……」
何千体もあんな子達が……私は、怒りを通り越して憎しみを覚えた
「潰してやる…壊してやる…」
哀が完全にキレている
止めることは、不可能に近いだろう。だが星が簡単に治めた
「言うのは簡単……実行するのには……仲間と装備を整えなきゃダメ……哀には到底揃えられない……命を無駄にするだけ……」
「そうだな……」
「じゃお前ら忘却の楽園の連中が来るまでに退散するぞ」
「帰る……用があるならそこのガキに呼ばせればいい」
蘭は、闇の中に消えていった
哀は警察署につくまでずっと黙っていた
警察署についてから須川刑事と私たちは同じ取調室に入った
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