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「終わったーっ!」
すべての資料をまとめ終えて、私と諒先輩は同時に両手を上にあげた。
「疲れたーっ!」
「くたくたです…」
窓の外を見ると、もうすでに真っ暗だった。
「もうこんな時間……」
「お家、だいじょぶ?」
「はい、連絡したので」
「送ってくよー。こうなったのも俺が原因だしね?」
「いえ、そんな気をつかわずに。バスなので……」
「じゃあバス停までっ!はい、もうけってーい!」
「ちょ、諒先ぱ……っ」
「俺が送りたいの。だめ?」
急に真顔になって、上目遣いをしてくる。
う……っ、卑怯だ……。
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