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「……わかりました」
観念してそう頷くと、やった♪と嬉しそうに笑ってみせて。
……つくづく、生徒会の人たちは変わっていると思う。
二人で生徒会室の戸締まり消灯をした後、鍵をかけて校内を出た。
「……冷えますねー」
冷たい風が頬を掠めていって、思わず鼻をすする。
「あっためよーか?」
両手を広げる諒先輩。
「だ、大丈夫ですっ」
「つれないなー、遠慮しないでいいのよ?」
「いえ……っ」
なんでこの人はすぐ、そういう方向へ持っていこうとするのだろうか……っ
一々、心臓がもたない。
「今日は本当にありがとう」
突然そう言って、にっこりと諒先輩が笑った。
「まじ助かったわー。俺ひとりじゃ朝までかかったかも」
「あはは、大げさですよ」
「いやいや、もうほんっと、感謝してるから!……身体で表現したいくらい」
「それはいいです……っ」
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