第10話 諒先輩と千衣子

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千衣子をバス停まで送った後に上を向いて歩いていた。 気になることがある。 千衣子の身体中に施された手当てのあと。 さすがの千衣子でも、"ドジ"であそこまでのケガはしないだろう。 その理由を、知らない。 生徒会のメンバー全員。 ――雅以外は。 「……」 改めて、雅のことを羨ましく思った。 ……でも、ま。 雅にバレないてーどに ちょっとくらい苛めても…… いいよね? 「…あはっ」 ――これから楽しくなりそうだと、俺は口を緩めたのだった。  
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