第11話 王様のお怒り

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「……」 「……」 ――ある日の放課後、生徒会室にやって来ると、無表情のミヤビ先輩が王様の座席に座っていた。 手を組んでそこに顎を乗せ、じぃっと見つめてくる。 「……み、ミヤビ先輩?」 「……」 ……無言ですか。 と言うかなんですか、この重苦しい空気は。 他の生徒会メンバーの人もいないし……。 ミヤビ先輩、機嫌、悪いのかな……? 「園原千衣子」 「は、はい……っ!」 突然名前を呼ばれて、びくりと反応する。  
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