108人が本棚に入れています
本棚に追加
/147ページ
「園原さんの髪型、あたしが可愛くしてあげるねぇ?」
クスクスと笑う桃川さん、周りの友だち2人組。
さすがにまずい、とじわりと冷や汗が出た。
もともと私、肩につく位の髪しか無いんだけど……。
「あたしが味わった屈辱、
園原さんにも知ってて欲しいんだぁ。
ねっ、いいよね?」
「……っ」
ぐい、と髪を乱暴に掴まれ、引き寄せられる。
嘘、どうしよう。
抵抗しようにも、桃川さんの友だちに両腕を抑えられ、身動きが出来ない。
最初のコメントを投稿しよう!