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「え、洋太…?」
「…っ俺は!俺は、梓が必要だよ…梓が居てくれて、生まれてきてくれて嬉しいよ」
そう言って新しい傷に口付ける。俺に痛いと文句を言う梓に、痛いのは生きてる証拠だよと梓に笑いかけた。
その後、父さんに梓のことを話して、落ち着くまで俺と梓は父さんの家で暮らすことになったのだ。
その父さんの家であったことは俺達二人の秘密。
それは少し恥ずかしくて、けど幸せな日々で、笑顔が耐えない毎日だったから。
こうして俺と梓は仲良くなって、母親同士もこれがあって抗争が激しくなった。
けど父さんとの仲は深くなったのは言うまでもなかったけれど。
【始まり】終
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