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人を解剖したら捕まりました。
そして今日。
ボクはしにます。
首を吊ってしぬらしいです。
しんだボクの顔はどんな表情をしているのでしょうか。
見れないのがとてもとても残念です。
きっと苦悶に満ちた醜い顔をしているのでしょう
そして、たくさんの人にぼろぼろにされて土にも還らず腐るのでしょう!
烏に啄まれ野犬に喰われ塵となって大気に溶けるのです!
その後誰もがボクを忘れ去る!
嗚呼、なんて素晴らしい理想的な消え方!
その過程を見れないだなんて……!
本当に残念でならない!
そういえば、これは遺書になるのでしょうか。
なるのなら懺悔でも書いた方が良いのでしょうか。
解剖してごめんなさい
後悔しています。許してください
これが妥当でしょうか?
ただボクは後悔していないので嘘なのですが。
今さらですが、もっとたくさんのことを識りたかったです。
あと、友人、というものももってみたかったです。
皆ボクのことを精神異常者として扱ったので、ボクには友人と呼べるものがいませんでした。
友情とは一体どんなものなのでしょうか?
解明する前にしぬことになるとは・・・・
もう少し書きたいことがあったのですが、もう時間のようです。
それではさようなら。
これを読んでいるどこかのだれかさん。
10月31日
■■ ■■
(名前が書かれているが塗り潰されて読めない)
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