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おひさま園に着いた俺。
おひさま園は
元々、保育所だったらしい
保育所が廃業になり
残った建物を
おっちゃんが買い取り
“おひさま園”と名付け
孤児院となった。
さて、俺は今、困っている
なぜなら鍵が開いていない…
当たり前といえば
当たり前か…
朝、６時半までに
食堂へ顔を出さなかった場合
朝飯は自動的に抜きになるのが
おひさま園のルールだ！
つまり
俺は６時半までに
食堂へ侵入しなければならない！
難しいミッションだ…
下手に侵入したら
セキュリティ機能が
作動するかもしれない…
どうする…!?
選択肢は２つ、いや３つある！
①開くまで待つ
鍵が開く時間は８時…
あと３時間ほど
待つことになるか…
しかも朝飯、食えねぇし…
②今、インターホンを連打し
おっちゃんを起こす。
おっちゃんは寝起きが悪い
そして
睡眠を邪魔されるのが
一番、嫌いだ…
これをすれば
恐らく、俺の命はない。
③バレないようにドアを壊す。
バレたら
おっちゃんに殺される。
ついでに
セキュリティ機能が
作動するかも…
どうする…!?俺…!!!!
まだまだ若い俺。
まだ死にたくはない…
開くまで待つか…!!?
いや、でもなぁ…
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