家出

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俺と拓巳は ジンジンする頬を押さえながら 自分達の部屋へ。 俺と拓巳の部屋は共同。 部屋は青系で統一されていて かなりオシャレなカンジがする。 さらにクローゼットの中には カッコいいジャケットや スボンが並んでいる …どういうことか分かるか? 共同なのに ほぼ拓巳が使ってるんだ!!!! おかしいよな!?な!? まぁ、俺は 脱いだ服は掛けないし 部屋もこんなに オシャレに出来ないし? 拓巳に比べたら センス悪いけどさッ! 拓「あ、そうだ誇太郎」 誇『ん?』 拓「金。」 誇『は?』 このジャイ〇ンめ…!!!! 人のお気に入りのシャツを 勝手に着こなす上に 金まで巻き上げる気か!!!! だが、相手が悪かったな!! 俺の全財産は300円だ!! 参ったか!! 拓「おっちゃんの誕生日の プレゼント代。 お前、分かってんのか? おっちゃんの誕生日 今日だぞ?」 誇『…マジかよ!! 俺、来週とかだと思ってた!』 拓「お前、そういうトコあるよな。 人として、 どうかと思うぞ、俺は。」 誇『すいません…』 俺は ジャイ〇ン、いや、拓巳に なけなしの300円を支払った
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