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ヤバい!遅刻しちゃうー!
てか更紗の話
そんなに大事なのかなー…
ちゃんと聞くべき?
『『『キャー!!
貴弘様よ!』』』
『え!?あの注目若手俳優の
中野貴弘様!?』
『『めっちゃ
大ファンなんですけど!?』』
何だかみんな騒いでるなー…
ハハッ全く若い人は
元気で良いですな。
まあアタシも若いけどさ。
カツカツ…
時が止まったようになる靴の音
『うわー…………』
人の大群衆から出てきた人は
あまりにも綺麗で
言葉にならなかった。
黒髪で透き通った肌に
切れ長の目。
綺麗顔なうえに理想的な
スマートな身体。
王子様の生まれ変わりだと思ってしまうような完璧なルックス
あんなに格好良い人初めて……
『つか貴弘。
お前相変わらず人気者だな!』
『お前こそ。』
『『『きゃ!あっちはモデルの
間仲桐生くんじゃない!?』』』
『スタイル良いー!』
『茶髪でお人形さんみたい!』
『あの2人って仲良いいの?!』
『信じられない幸せすぎる!』
『!…危ない!』
アタシの腕の中に
女の子が倒れこむ
凄…!バタバタと
失神者が続出してる…
そんなこと知らず2人は……
『おい貴弘さっきクラス掲示
見にいったら
俺達Aクラスだぞ!
一応教室だけは
見にいってみるか!』
『そうだな。お前が
入学式初っ端から遅刻したせいで担任は見れなかったから教室ぐらい行ってみるか』
『また堅いこと言うなよ!!
俺好みの女が
いるかもしれないし。』
『どうせ眼鏡の
真面目女だけだよ!うぇー。』
『あはは!まあしょうがない。
灰色の高校生活を
一緒に送ろうぜ。』
のんきな会話をしていた
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