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『この学校は
AからFのクラス分けがあって頭が良い順に振り分けられているのはさっきのクラス発表で分かったよね?
それでアタシらはどうやってこの学校の生徒に決まった?』
『手紙がきた…』
『それそれ。アタシらは
この日本全体の新高校生から
《選ばれた》500人ってこと。』
『そうなんだ。
でも何でアタシ?』
『アタシらの特技は?……』
『アタシが世界中の言葉が
喋れることで更紗はずば抜けた運動神経もってること……』
『それもあるしアタシら
国内の模試とかまあまあの
成績を残してたでしょ?
それがいつの間にか
この学園に知れ渡って
ここにいるのよ。』
『なるほど!』
『てか何で知らないで
この学園に入ったのよ……?』
『え……!?
それは学費が安かったから?』
『しょんな!
だけどそんな世間知らずでも
魅月は可愛いから許す!』
『えへへ~』
てかウチは一般の家庭より
結構貧乏だから学費が
安くないと
まずかったんだよね……
だから手紙が来た瞬間
この学校しかないと
思って……。
ちなみにアタシが世界中の国の
言葉を喋れるのは
もちろん貧乏だから
そんな英才教育を
受けたとかでもない。
昔から本が好きすぎて
いろんな本を図書館で読んで
いたら知識がつき喋れるように
なっていたのだ。
だから自分が勉強した感じが
しないんだよね………
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