中村 涼編。

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「本当…?」 不安そうに、幼馴染みは俺を見上げる。 「あぁ…本当だ」 「ありがとう…涼」 本当は、傍に居るのが辛い。 気付いてしまったから。…自分の気持ちに。 「ねぇ、そろそろ離してくれない?」 「ッ……悪い!!」 ガバッと離れた。クスクスと笑う幼馴染みの横顔を見て俺は微笑した。 「あのさ、俺の部屋に来ないか?」 「うん…良いよ」 幼馴染みは照れながら俯く。
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