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「ここ、ですね」
私は東都防衛学院射撃部の前に来ていた。
この射撃部はその名の通り拳銃の射撃訓練が出来るらしい。
まさに、射撃の腕を上げたい私にピッタリの部活だ。
「お邪魔します」
私は勢い良くドアを開けた私の目に飛び込んできたのは銃を構えて立つ男子生徒の姿だった。
「って、ええ~!?」
私はそこですっとんきょうな声を上げてしまった。
「な、な、な、何でAK47なんか持っているんですかぁ~?」
彼が手にしていた銃が彼の有名な共産圏産突撃銃だったからだ!
「ああ、これかい? これはただのエアガンだよ」
「エ、エアガン?」
あれ? 実弾の射撃訓練が出来ると聞いたはずなんだけど……。
「実はね、部費不足なんだ、実弾での練習が毎日出来るほどこの部は裕福じゃないんだ」
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