武装中学生射撃部

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「え、でもでも学校から補助金が出たりとかはしないんですか?」 「残念ながらうちの部は実績も不足しているんだよ」  だから、と彼は続ける。 「有能な新入部員や裕福な新入部員は絶賛募集中だよ」 「は、はい! 私入ります!」 「おお、入ってくれるのか! それで君はどっちだい? 見た所貧乏臭いしたいした取り柄もなさそうに見えるけど、ひょっとして天才的な腕前があるとか?」 「んまっ、人を見るなり貧乏臭いだなんて失礼な人ですね」 「いや、事実を言っただけだよ? で、どうなの?」 「残念ながら腕前は現在鋭意特訓中ですが、取り柄ならありますよ!」 「どんなだい?」 「見てください、この顔! 溢れんばかりの可愛らしさじゃないですか!」
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