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「いや女の子とか言ってるけどお前魔導書だろ?」
「私が女の子って言ったら女の子なのよ死ね!」
「いや、生きるけど。話を戻すぞ?何で俺はお前に追い掛けられて殺されかけてんのか」
「だ、だから私に言わせるな!!」
「あっつ!軽く服燃えた!?マジでやめろよ!」
「…………からよ」
途中で止まり、俯きながらぶつぶつと小さな声で何か言ってるためディーも止まって近くまで行った
「なに?聞こえない」
「あんたが勝手に私の中を見たからよ!!」
「…………え?何、それだけで俺は殺されかけてたの?」
「そ、それだけですって?!私達魔導書にとってどれだけそれが恥ずかしい事か分かって言ってるの!?」
「いや、見られる事が仕事だろうが」
「私をそこらへんの誰にでも中を見せて、ページに折り目付けられたり、色んな奴に触らせてる様なビッチなんかと一緒にしないでくれる?」
「はいはい。分かった分かったお前がキレてた理由は中を見たからな。で、何でお前人型なん?」
相手はディーの事をぽかんとした顔で見て続けた
「人型なんて普通でしょ?」
「いやいや、魔導書が人型になるなんてお伽話でも聞かない、それだけは確かだ」
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