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あるところに(プライバシーとかうんたらかんたらのせいで詳しく言えません。ごめんね)
赤ずきんちゃん(仮名)がお母さんとお父さんと仲良く3人で暮らしていました。少子化の波が赤ずきんちゃんの家にも押し寄せているのは…現実なんだな。
ある日のことです。
お母さんの携帯がなりました。
嫌な予感が胸をよぎります。
最近、簡単携帯とやらを手に入れ、やたらめったら電話したりメールしたりしたがるおばあちゃんからでした。
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宛先 お母さん
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件名 おばあちゃんでーす\(^ー^)/
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なんだかお腹すいた\(^ー^)/
マ○ドナルドのチキンタツタが食べたい\(^ー^)/
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残念なことに赤ずきんちゃんの家の嫁姑の仲はいいとは言えるものではありませんでした。
「赤ずきーん!赤ずきん。ちょっとお願いがあるんだけど」
「なに?」
「あのね…おばあちゃんがチキンタツタ食べたいんだって…。それで…お使い頼まれてくれるかしら?」
「いくら?」
「えっとLセットにしようと思ってるから…」
「そうじゃなくて!!それ頼まれてやったらいくらくれんの!?」
そう、赤ずきんちゃんは思春期真っ只中。とくに今日はご機嫌斜めなのかな?
「1000円でどう?」
「少ねぇよ!ばあちゃん家までどれだけあると思ってんたよ!!」
はーい。男子の皆さーん!幻滅しないでくださいね。思春期の女の子は家ではみんなこんな感じよ♪
結局、母親から1500円もぎ取った赤ずきんちゃんでした。
……裏を返せば1500円上げてもいいからおばあちゃんに会いたくないお母さんでした。
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