一章 銀の風

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「君、すごいね。」 「うれしくない。ってかそこの人さ、睨まないでよ怖いから。」 本当は怖くないけどね。 「お前…何者だ…」 「ん?何処にでもいる無害な糞餓鬼だよ?」 「てめえ‥ふざけてるだろ。」 「えー?だめ?ケチだなあ…。」 僕はわざとらしく溜息をついた。 …ぷっ、あの人怒ってる。 「てめえらには一緒に来てもらう。」 「あっ…あなたが怖~い顔してるから…ほら、あの子気絶しちゃったじゃん。」 「うるせえぞ。おい、斎藤 こいつを静かにさせろ。」 「わかりました。」 えー、いきなり手刀っすか。 「何っ…!?」 「ねー、僕には効かないから 引っ張っていけば? 別に逃げるつもりはないから。」 「ちっ、総司。」 「はーい🎵じゃ行こうか。」 「はーい🎵」 僕はその人に引っ張られながら行った。
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