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ゲーマーの神
今となっては昔のことだが、イエス・キリストが生まれるよりも遥か昔、神と人は同じ大地で生活していた。
だがある日、人間は神の目が離れた隙に『感情』を手に入れてしまう。
傲慢、憤怒、怠惰、嫉妬、色欲、強欲、暴食…七つの罪を抱えてしまった人と、絶対的な存在である神はそのうち相容れない関係となり、共に生活できなくなってしまった。
神の品位が上がったためではなく、人の品位が下がったために起こってしまった悲劇…神達は、人とは別次元の世界に旅立った。
しかし、だからといって神は人を見捨てたという訳ではない。
神は別次元から人を見守り、人の運命をコントロールしている。
そして今現在、神と人は共存することはできなくなってしまったが、実は唯一神と人の両方に干渉できる存在がいる。
その存在とは人と神が共存していた時代に、人と神の間に生まれた子供…。
人と神の血を半分ずつ受け継ぐ彼等を神は、神人(かみんと)と名付けた!
…これは、そんな神人達の物語である…。
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