第一歩:好き

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第一歩:好き

止まない雨は、地面に落ち、音をたてる。 カッ…カッ… 鉛筆の音、チョークで黒板を叩く音が、教室に響く。 こんな日は、姿勢を崩して外を見るに限る。 雨のせいで薄暗い外も、無駄に勉強するよりはマシな気がしていた。 まだ、雨はやまない。    『第一歩:好き』 .
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