§女好きのメガネ男子§

2/4
前へ
/55ページ
次へ
椎野くんにお礼を言ったあと、前を向いて座った。 座ってすぐ、小山くんが椅子に後ろ向きに座って来た。 そのまま、ジーッと私を見てきた。 『なに?小山くん』 私は小山くんに尋ねた。 『いや。あのさ、俺のこと“莱”でいいよ?小山くんなんて面倒くさいだろ?』 『え…いいの?』 『もちろん♪んで、もし良かったら俺も早乙女さんの事、“朔菜”って呼んでもいい?』 『うん、もちろん!!朔菜でも朔でも。呼びやすいように呼んで』 『やった。じゃあ朔』 『じゃあ、莱っ』 そんな感じで笑い合った。 なんか、思ってたより話しやすい。 しかも、笑った時の顔がモテそう。 でも、あんまり笑ってない気がした。 心から、“楽しいな”って思ってない顔の気がする。 気のせいかな……? 、
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加