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『ねっ!?お願い~~』
私の目の前で菜月が懇願する。
『で、でも……いいの?見つかったりしたら怒られない??』
『そこは大丈夫!!任せといて★だから、ね??お願い朔~~~』
必死にお願いする菜月。
『そ、そこまで言うなら……お母さんに相談してみるよ』
渋々引き受けた私。
『さすが朔~♪さっ今すぐ朔ママに連絡しなさい♪』
さっきまでの懇願が冗談のようにケロッとした顔で私に携帯を差し出す菜月。
『え!?今から!?』
『当たり前よ~。バイトの打ち合わせ今日の放課後からなんだから』
『えぇ――っ!?』
今日からなんて、聞いてないし!!!
で、ダメもとでお母さんに相談をしたら。
《あら~いいじゃない。菜月ちゃんもいるなら安心だし。やったら?》
と、アッサリOKを出した母。
そんなこんなで私、早乙女朔菜。
アルバイト始めるみたいです。
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