§菜月の恋§

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5月になり、学校にもバイトにも慣れて来た頃。 朝から菜月がソワソワしていた。 『菜月……?』 すごく気になったので話しかけた。 『ん?何、朔?』 キョトンとしている菜月。 えっと…… なんて言おう。 あ、今日バイトの日だ。 『今日、バイトだね』 『う、ううう、うん。そうだね//』 こ、こんな菜月見たことない……!! バイトの事でソワソワしていたに違いない。 『菜月…私に隠し事してない…??』 一か八かで菜月にカマをかけてみた。 『………えっと』 え、マジで隠し事してんの!? 『…あたしに…言えない事があるの??』 ショックだった。 大親友だから、私は菜月に隠し事なんてした事がなかった。 好きな人が出来たらすぐに相談してたし、何かあったらすぐに菜月に言っていた。 なのに菜月は違ったの……??? 急に寂しくなった。 、
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