§菜月の恋§

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『うっ…うっ…』 涙を必死に止めようとする。 だけど、そうすればするほど涙は溢れ出してくる。 『…朔。ごめん!!!私、朔に隠し事してた!!』 やっぱり、本当だったんだ…… 『…私。…私ね??』 『…うん』 『…す、好きな人が出来たのっ!///』 突然の告白。 私の涙も引っ込んだ。 『ほえ……?』 好きな、人………?? 『黙っててごめん!!言うに言えなかったの……』 そこまで言うとしょんぼりとする菜月。 なんだ。 良かった。 『良かったー!!』 『……!?』 突然私が叫んだものだから、クラスのみんながこちらに注目する。 でも、今の私にはそんなの気にならない!! 『菜月、私怒ってない!!何か、別の隠し事をしてるんだと思って………私の方こそ、ごめんね?』 『さ、朔ぅー!!!』 そして2人で抱き合った。 なんか、ドラマみたいじゃない? なんて言って笑い合った。 、
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