§菜月の恋§

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『ふぁ~…』 屋上で思いっきりアクビをする仲井先輩。 と、すでに寝ている名取先輩。 緊張しすぎて地面に正坐の私と菜月。 『あの…何か用が…??』 菜月が控えめに聞く。 『あ、そうそう♪今日、バイト始まる時間が遅れるんだって。店長が』 『あ、そうなんですか??わざわざありがとうございます。』 ニコッと笑う菜月。 『いえいえ♪で、ものは相談なんだけど……』 『『……??』』 『バイトの時間までヒマ??俺らとちょっと遊ばねー??』 『遊びます!!』 と、立ち上がる菜月。 返事はやっ!! さすが菜月。ほっぺ真っ赤だし。 『やった。朔菜ちゃんも大丈夫?』 『あ、はい。大丈夫です』 と言うと、良かった。と言って、名取先輩に話しかけた。 が、名取先輩はものの数分で爆睡のようだ。 『唯斗~~起きて、2人とも大丈夫だってよ』 『……ん』 まだ、寝ぼけているような返事。 『あはは、2人ともごめんね~。唯斗、授業中も寝てるんだ。先生たちもお手上げだよ(笑)』 名取先輩のかわりに仲井先輩が謝る。 寝ている名取先輩を見て笑った。 ってなワケで、放課後遊びます。
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