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翌日
「いいなぁ繭。」
「ずるーい」
「で、でも、ちょっと話しただけだし…」
「ちょっとでも話せればいいじゃない!?」
放課後、榛馬達と話したことはあっという間にクラス中に知れ渡っていた
「うーっす」
「あっ、城山くん来たよ」
「ねえねえ、昨日の放課後繭に会ったって本当?」
「はぁ?」
登校した群義に女の子達が群がる。
それを面倒臭そうにかわしていく。
群義が席に着こうとした瞬間、
ダダタダダ!!
いきなり廊下から足音が響く。
ガタッ
「ぐーんき♪英語のノート貸して!!」
ドアにぶつかる勢いで榛馬が現れた。
「ーったく。またかよ」
群義が机の中をまさぐっている間、榛馬は教室を見回す
「…あれ?あの子…繭ちゃんだ!おー」
「叫ぶな…」
榛馬の前に表情は変わらないが少々黒いオーラを纏った群義が立ちはだかる
「いいじゃん別に…。ノートありがとう。それじゃ部活で。」
「!!あっオレ、今日部活行けない。」
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