13人が本棚に入れています
本棚に追加
☆
コテージに戻り、すでに沸かしてあった風呂に入った秀彰たちは、これから何をするか決めようとしていた。
集まった部屋は広く、大体教室ひとつ分くらいの大きさだった。
純白のカーテンや、高そうな紅のカーペット、それに高級であろう家具が広々と余裕をもって置かれている。
そんな光景を見て、秀彰たちは感嘆の声を漏らさずにはいられなかった。
目を丸くして驚いていると、忍がさも当たり前――いや、忍にとってはこれが当たり前なのだが――といった表情で秀彰たちを中へと招き入れた。
秀彰と巧はお互いに頷きあいながら部屋の中央に移動する。
忍を中心に円をかいて座る。
忍からみて右手に巧がいて、その右に秀彰が陣取る。さらに右に輝、凛、美希という順番に座った。
最初のコメントを投稿しよう!