第2章

5/11
前へ
/16ページ
次へ
「イヤッ!!」 「目、覚めたか?」 私は、公園のベンチに寝かされていた。 誰かが運んでくれたようだ。 「大丈夫か?お前、闇市に出されるとこだったぞ。気をつけろよ。」 その時、記憶がよみがえってきた。 「……怖い…怖い、怖い怖い怖い………」 涙が溢れてきた。 私は泣いた。たくさん。 誰だかわからないけど、知っているような人にしがみついて。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加