第2章

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「あすか、大丈夫だ。クラスのヤツだぞ。」 私は、そっと覗いてみた。 「あっ、わかった!栄ちゃんの後ろの席の人!で、そんな人が何の用?」 私は男子と少し距離をとって栄太の隣に並んだ。 栄太が何か話そうとしたが男子はそれをとめて話しだした。 「俺は、栄太の後ろの席の人じゃなくて塩川優真(シオカワユウマ)。それから、お前本当にこの前のこと覚えて無いのか?」 この前? 私、この人となんかあったかな? 話したのも初めてなんだけど… 「えーと、この前って何?私、何かしたっけ?」 失礼とは思ったが聞いてみた。
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