第2章

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「覚えてないみたいだな。お前は、この前誘「ストーップ」 栄太が止めてきた。 「栄ちゃんなにするの!塩川君と話してたんだけど。」 「ゴメンゴメン。優真、ちょっといいか?」 「ん?いいけど。」 「あすか、そこにいて。」 「わかった。待ってる。」 「優真、来い。」 二人は私から少し離れた。 「優真、なんでお前誘拐のこと知ってるんだよ。誰にも話してないぞ。」 「だから、俺があいつを助けたの!!恩人って言っただろ?」 「それはちょっと変なんだって。実はあすかは男性恐怖症で俺以外の男に触れない。」 「でも、あいつ男に手を捕まれてたけど平気そうだったぞ。」 「それはあすかの気が強いからだ。あすかは気さえ張ってれば男に触れる。すごく気持ち悪いらしいが。」 「そうだったのか。話はもういいか?行くぞ。」 「しょうがない、あすかに話していいぞ。あすかも助けてくれた人を探してるみたいだしな。」 「サンキュー。」 あっ、二人の話が終わったみたい。 「あすか、優真から話があるそうだ。」 栄太がそう切り出してきた。
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