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「キミ、1人?」
「勉強ばっかしてないで遊ぼうよ~♪」
2人組の男が話しかけてきた。
ナンパってやつだ。
この辺では、よくあることだ。
キッパリ断ろう。
「私、用事あるんで無理です。すいません。では。」
私は歩き出した。
ガシッ。
私は手を捕まれていた。
「俺達、キミをある人に届けないといけないんだよね。着いてきてくれないかな?」
「はぁ?イヤに決まってんじゃないですか。」
一生懸命手を振りほどこうとするが女子の手ですら出来ないのに出来るわけがない。
「おーい!真田。なにやってんだ~?」
後ろから声が聞こえた。
知っている声だった。
私は安心したようで気を失ってしまった。
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